
願い
地球を眼下に見つめながら、僕はどんな想いで この地上の世界にジャンプしてきたんだろう。生まれれば全ての記憶を忘却することを よく知っていながら、この地上の世界が 如何に厳しい世界であるかをよく知っていながら、僕はそれでもこの地上の世界に生れてきたかったんだろうな・・長い時、出会いたかった人に会いたくて、懐かしい人たちに出会いたくて、僕はこの地球に生れてきたのかも知れない。今、僕は自分が何者であるのかを忘れて生きている。その人が誰であるのかを思い出すことも出来ずに生きている。生まれる前の僕は、強い憧れを持って この地上の世界を見つめていたのかなあ・・・
目の前にいる人がどんなに大切な会いたかった人であっても 僕は全ての記憶を潜在させてしまった。人魚姫の童話のように あんなに出会いたかった人が傍にいるのに その想いを伝える言葉を失っている。愛しい人が目の前にいるのに気づけない。人間って切ないよね。でもそんな人間だから 愛しいのかも知れない。
目の前にいる人がどんなに大切な会いたかった人であっても 僕は全ての記憶を潜在させてしまった。人魚姫の童話のように あんなに出会いたかった人が傍にいるのに その想いを伝える言葉を失っている。愛しい人が目の前にいるのに気づけない。人間って切ないよね。でもそんな人間だから 愛しいのかも知れない。