
他人の姿
異質な個性が集まって クリニックの運営がなされている以上、意見や感じ方、治療の進め方に違いがあって当然である。異質な個性が集まって そこに新しい何か有益なものを生み出すのは、生易しいものではない。ともすれば お互いの意見に固執して違いを退けようとする。異質なものの中に新しい価値を生み出す為には 心の力が必要だと痛感する。こちらのキャパシティを広げなければ その目的の達成は困難であり、途中で瓦解してしまう。異質な個性であるからこそ そこに新しい創造を可能にするためには、リーダーの心が 余程人間の心の光と闇に習熟していなければ無理だと思う。
でも その困難なことを成し遂げていかなければ、離反と挫折を繰り返すしかない。成し遂げたい願いがある以上、自分を変革させてでもこの異質な個性の集団から生み出される 新しい創造を成し遂げていきたい。それは遙かな道程である。
外だけを変えても真の変革や創造、響働は成就しない。内なる変革が必須である。この内なる変革を成し遂げ、異質な個性との真の響働を通して 高貴な何かをこの場に生み出してゆくこと、甘い気持ちではできない。本当にその道が大変な道であることを覚悟して進まなければ 辿り着けない遙かな道である。