
駅伝部での体験
中学の時 野球部だった 3年の8月で終わった それから 駅伝部
にスカウトされて 駅伝をやった 初め身体が慣れていないので走り
方もよく分からず きつかった 練習がかなりハードで毎日少なくと
も16キロ走っていたし スピードをつける為にインターバルトレー
ニングとして1000メートルを全力疾走させられたりした しかも
何回も繰り返して全力疾走する練習 かなり頑張ったが急にタイムが
伸びなくなった やってもやったもタイムが落ちてゆく時期が続いた
ある日突然にタイムが伸びてそれからは嘘のように 前とは次元の
違うスピードを出せるようになった 試合では練習の成果もあって
かなり 上位に行くようになった コースの最期の方になると 皆
疲れてしまい スピードは落ちる でも僕らは激しい練習をしてい
たので そこから所謂 第二の呼吸 とも呼ぶべき潜在的な力を出す
ことができた でも試合の時等は 最後の方になるときつくなって
泣きながら走っていることが多かった 泣きながら走る自分に「何
で泣きながら走らなければならないのだろう?」と自問しながら走
ていることが多かった でも今の自分を考えた時にあの日の自分の
ように 限界まで自分の力を出したことがあっただろうか?と思う
潜在的な力を幾ら持っていても 限界まで自分の力を引き出す厳し
い訓練なしには その力は発揮できないのだと感じる 中学生の自
分が 体得した限界まで自分を追い込んでゆく厳しさ 忘れてはい
たが 思い出せば今の自分にもできる筈だ この厳しさを発揮でき
れば 安楽にのみ逃げる姿勢から少しでも挑戦してゆく自分に変革
できるかも知れない