
ジレンマ
患者さんの数が増えてくるに従って 一人の患者さんに割ける診療時間が少なくなってくる 例えば今まで一人に20分程度の診察時間を確保できていたとしたら 今は日によっては一人に15分程度しか時間を準備できない これが十分な診察時間とは決して考えてはいない だからどうしても 20分の診療時間が必要な人にはその時間を確保している時間が自由に使えるのなら これ程楽なことはない
でもクリニックの診療に於いては 使える時間は限られている だから 目の前の患者さんの意識の動きにこちらの意識を集中させながら 一方で後どの位でこの患者さんの診察を終えなければならないか 常に意識している 実はこの二つの意識を使うことにかなりの精神的なエネルギーを使っている 30分使っている患者さんも中にはいる
その位の時間を割かないとその人が抱えている心の痛みに迫れないからだ 時間を削る時にはその時間の密度と集中力を上げるように努力している それでも僕の心にも相手の心にも 「足りない」というなんとも言えない不充足感が残る クリニックが経済原則を無視できない以上やむを得ない痛みかも知れない
でもクリニックの診療に於いては 使える時間は限られている だから 目の前の患者さんの意識の動きにこちらの意識を集中させながら 一方で後どの位でこの患者さんの診察を終えなければならないか 常に意識している 実はこの二つの意識を使うことにかなりの精神的なエネルギーを使っている 30分使っている患者さんも中にはいる
その位の時間を割かないとその人が抱えている心の痛みに迫れないからだ 時間を削る時にはその時間の密度と集中力を上げるように努力している それでも僕の心にも相手の心にも 「足りない」というなんとも言えない不充足感が残る クリニックが経済原則を無視できない以上やむを得ない痛みかも知れない