
大切にすること
この世界では、出会いと別れは、避けられない。そんな世界だから仕方ないし、その事実を受け入れるしかない。しかしこの数日考えていたら、別に別れが必定だとしても 終わらないものがあることに気づいた。
執着している間は、相手に自分に対する愛情を求めるし、それ故にそれが得られないことが とても苦痛にも感じられる。でも一旦、全てを捨てて「もう、いいや。何もいらないし、相手に何も期待しない。ただ自分の素直な気持ちは いつまでも大切に持ち続けていいんだな。この素直な相手を大切に想う気持ちは 相手がどうであろうと、捨ててはいけない大切な想いなんだな」と思った。相手に何も期待しないし、相手からの返事を期待する訳でもない。
ただ自分の中にある「この人を大切にしてあげたい。この人の幸せそうな笑顔が見たい。」という純粋な気持ちを いよいよ純化していきたい想いが強くなってきた。相手に執着し、相手の愛情を求めている時は、相手の自分に対する言動で 心が一喜一憂するけれども、一旦その執着から自由になると その人の幸せを心から祈れる心境に変化してゆく。何故そのように心が変化し、素直になってきたのか分らないけれども、心の中の「この人が大切。幸せになって欲しい。」という純粋な子供のような気持ちは たとえどのような状況になっても、大切に持ち続けなければいけないものなんだな と思った。自分が愛されているかどうか、自分に相手が関心を持っているかどうか そんなことは本当はどうでもよかったんだな と思う。心のままに大切な人を大切にし続けること・・・それは自分が望んでいる 素直な願いなんだなあと気がついた。大切な人や物は沢山あるのに、自我意識の「自分が愛されているかどうか?」に翻弄されて 本当に自由に大切な人を大切にする心を 忘れかけていた。
これからは、相手の態度や言動に左右されず、自分の素直な気持ちで 大切な物、大切な人に出来る限りまごころを尽くす人生を生きたいと思う。