
人間の世界
人間なんてどうせこんなものさ とうそぶく自分がいる
人間の内なる光を信じて クリニックで毎日患者さんに出会っているつもりだけど 心の深いところで 人間の光を信じていない自分がいる いや 人間や世界に関心がない自分と言った方がいいのかも知れない
表面では精神科医を演じながら 心は虚しさや倦怠感に満ちている時がある これが僕の中のニヒリズムの一部なのかも知れない こんなことをブログに書くべきではないと 止めようとする力が内から働くが これも僕なのでたとえ精神科医であっても 心に浮かぶことは書いても許されるだろう
人間があまり好きではないのかな 人間の愚かさを見ていると「そこまでしてこの愚かな生き物の為に 頑張る必要があるのだろうか?」とか思ってしまう 商売だから もらった金位の診療はしないといけないなとか考えて モティベーションの上がらない日は 何とか格好だけはつけている こんな診療は本当の診療じゃないし 人を本当に癒すことなどできはしない 人間を愛していない人間が 何故精神科医なんてやっているんだろう