
真のネットワークを
クリニックをやっていると クリニックだけでは太刀打ちできない問題にぶち当たる 最近2~3人の患者さんの件で 強くそのことを意識した
以前にも書いたことかも知れないけど クリニックでできることとできないことがある その意味でクリニックの限界を意識しておくことは必要である 一人の患者さんの状態が非常に悪くて 長時間の関わりが必要と判断しても 予約制である為に 次の患者さんがお構いなしにやってくる
このような場合病院であれば他の医師がいるし 看護力も十分機動できる 連携室がありソーシャルワーカーがいれば 他の医療機関との連携も模索できる クリニックの場合だと 医師が次から次と予約制の許で来院する患者さんとの面接に追われて 一人の大変な患者さんの治療や 家族との連携に時間を割けない
これはとても消耗する事態である 目の前の状態の悪い患者さんをほっとく訳にはいかない でも診療の流れから言えばそこでその患者さんだけに 余分な時間や労力を与えることができない
ではどうすればいいか このクリニックだけで全ての分野をカバーすることは不可能である 他の医療機関や人材やNPO等との連携が 日頃から準備されていなければいけないと思う もっと様々な会合や勉強会に出て いろいろ な人と知り合いになりたい その組織や人がどのような働きをしているのか その機関や人とどのように連携できるのか工夫したい
今ある社会的資源を最大限に活かして 真のネットワークを機動させることができれば素敵だろうな