
書類が優先
最近の精神科病院では、N病院評価機構などの認定を取得する為に、かなりの時間と労力をつぎ込んでいる それによって改善される部分もあることは確かだが、僕から見たら 会議の数が20余り増えて、マニュアルがやたら増えて 会議に出席するスタッフと医師が病棟を空ける時間が多くなる これによって病棟にいるスタッフも 常に書類や報告書に書き込むことに時間を取られる為に、患者さんと接する時間が 極端に少なくなっている 会議の為の会議 書類の為の書類 こんな記録だけを多くして当の患者さんとの出会いや ふれあいの時間が削られている 書類や記録 会議 マニュアルに意味がないとは言わないが、患者置き去りで 記録や報告書を第一にしている今の病院の在り方には 明確に反対である
患者さんとの治療的な出会いや 触れ合いを削ってまでN評価機構の認定を取る必要が 何処にあるのか?昔は患者さんともっと 密に接して触れ合う時間があった 釣りに行ったり ソフトボールで遊んだり、みんなで散歩に出かけたりした 今の病院を見ていると 書類を書くことや報告書を書くこと 企画書を提出することに時間を取られすぎている いくらきれいな報告書を出しても いくら頻回に会議を開いても そこに患者さんとの人間的な触れ合いが無ければ 治療的とは言えないし、効果も上がらないと思う ただ決められたマニュアル通りに患者さんを動かし、決められたように退院させ 3か月を過ぎたら再入院させる
経済的な厳しさがそこにあるのは分かるが、患者さんを抜きにしたN評価機構の評価とは何なのか 僕には納得できない