
喫茶店のように
喫茶店のようにくつろいで、いつもの患者さんと話していた
Aさんは、通院歴も長いしスタッフとも顔見知りなのでたまには、スタッフからモーニングコーヒーが出ることもある そんなことは、精神分析の治療観から考えたら、逸脱なんでしょうけど、それもいいかなと考えてしまう その人との間の空気感が 安らいだものならそれでいいと思う
勿論、厳しい出会い方をする場合もあるし、分析的に出会うこともある 大学病院にいた頃、N教授から「患者さんとの距離が近すぎる」と指摘されたことがある N先生の言わんとしたことはよく分かっている それでもその人と フランクな空気感の中で出会いたい 「それは治療ではない」という人がいるかもしれないけど、その人の表面ではなくその人の奥深くの人格に触れることで、より全体的な出会いが可能になる
喫茶店のような雰囲気の中で 一人ひとりと出会いを楽しみたい 何も難しい顔で出会う必要はないから 楽しいリラックスした中で出会いたい 治療者もその方が楽しい